キャンプ初心者から経験者まで幅広い支持を集める「ツーリングドームST」。このテントをさらに快適に活用するためには、適切なグランドシート選びが欠かせません。
この記事では、
- ツーリングドームSTのグランドシートの選び方を知りたい。
- ツーリングドームSTにおすすめのグランドシートを知りたい。
と思っている方に向けて、グランドシートの使い方やサイズの選び方、おすすめのグランドシート、純正の代用品などについて徹底解説します。
また、グランドシートだけでなく、キャンプの快適さを向上させるインナーマットや、地面からの冷気を遮断するコットについても情報をお届けします。「コットは入らない?」という疑問への回答も含め、キャンプをより楽しむための必須アイテムを詳しくご紹介します。
この記事を読めば、ツーリングドームSTでのキャンプがさらに快適になると思いますよ。
- ツーリングドームSTに最適なグランドシートの使い方やサイズ選びのポイント
- コールマン純正品「マルチグランドシート/210W」の特徴とメリット
- 代用品として使えるグランドシートのおすすめ製品
- グランドシート以外に必要な付属品やキャンプを快適にするアイテム
ツーリングドームSTにおすすめのグランドシートを解説

- グランドシートの使い方と最適サイズ
- おすすめは「コールマン マルチグランドシート/210W」(190×160cm)
- コールマン純正品の代用でおすすめのグランドシートは?
- ツーリングドームST+のグランドシートはツーリングドームSTと同じか?
グランドシートの使い方と最適サイズ

グランドシートの使い方は、テント設営前に地面に敷くだけのシンプルな手順ですが、快適で安全なキャンプを実現するために注意すべきポイントがあります。正しく使用することで、テントの寿命を延ばし、設営の効率を上げることができます。
まず、グランドシートはテントのインナーフロアの下に敷いて使用します。その目的は、地面からの湿気や結露を防ぐこと、そして小石や枝などによるテントフロアのダメージを軽減することにあります。また、グランドシートを敷くことで、雨天時の地面からの浸水を防ぎ、テント内を快適に保つことが可能です。
サイズについては、テントのフロア面よりもやや小さめのグランドシートを選ぶことが推奨されます。例えば、ツーリングドームSTのフロアサイズは210×120cmですので、最適なグランドシートサイズは「190×100cm」程度となります。このサイズ感が理想的な理由は、シートがテントの外に出てしまうと、雨が降った際にシートの上に水が溜まり、テント内へ浸水するリスクが生じるからです。一方で、小さすぎるシートはフロア全体を保護しきれないため、十分な効果を発揮できません。
また、敷く際には、地面の状態を整えることが大切です。設営予定地の小石や枝を取り除き、シートの下に凹凸がないようにすることで、快適な寝心地とテントの安定性が向上します。さらに、グランドシートの端がしっかりとフロアの内側に収まるように調整し、雨水が溜まらない設営を心がけると良いでしょう。

ところが困ったことに、「190×100cm」サイズのグランドシートがなかなか見つからないんですよね。でも、以下に紹介するグランドシート使えば大丈夫です!
おすすめは「コールマン マルチグランドシート/210W」(190×160cm)

ツーリングドームSTに適したグランドシートを選ぶなら、純正品の「コールマン マルチグランドシート/210W」が最もおすすめです。その理由は、純正品ならではの精密なサイズ設計と使いやすさにあります。コールマンの純正グランドシートは、ツーリングドームSTに対応しており、設置時にぴったりフィットするため、無駄な折り込み作業が不要です。
さらに、純正品の大きな利点は、6箇所のループがついていることです。このループを使うことで、シートをテント本体にしっかりと固定でき、風でずれる心配がありません。これにより、特に悪天候時でも安定したキャンプ環境を確保できます。
加えて、この純正シートは耐水性にも優れており、雨天時に地面からの湿気や雨水の浸入を防ぐ効果が期待できます。他のブランドのシートと比べるとやや高価ですが、フィット感や設置の手軽さを考えると、その価値は十分にあります。もし、迷っている場合は、純正品を選ぶことで間違いのない快適なキャンプ体験を得られるでしょう。

サイズが「190×160cm」なので、インナーテントから少しはみ出してしまうことになりますが、前室の方へはみ出せば問題ありません。
コールマン純正品の代用でおすすめのグランドシートは?

純正の「コールマン マルチグランドシート/210W」が理想的ですが、代用品を検討している方がいるかもしれません。
そんな方には「GeerTop グランドシート」や「Farfly テントシート」をおすすめします。
GeerTop グランドシート(純正と同じ190×160cm)
「GeerTop グランドシート」は190×160cmのサイズがあり、純正のグランドシートである「コールマン マルチグランドシート/210W」と同じサイズです。
このシートは、耐水圧3000mmの撥水加工が施されており、雨天でも安心して使用できる設計です。さらに、生地は軽量ながら引き裂きに強い素材で作られているため、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。また、折りたたむとコンパクトになり、収納や持ち運びが簡単な点も魅力です。

190×160cmのサイズのグランドシートはなかなかないので、貴重です。
Farfly テントシート(190×120cm)
「Farfly テントシート」は190×120cmのサイズがあり、ツーリングドームSTのインナーテントのサイズ(210×120cm)とほぼ同じ大きさです。このサイズは、インナーテントからのはみ出しを最小限におさえつつ、十分な保護効果を発揮します。
また、素材には耐久性の高い210Dオックスフォード生地を使用しており、耐摩耗性や防水性が優れているのがポイントです。このシートはキャンプ以外にもピクニックやタープとしても利用できるため、汎用性が高い製品といえます。

できるだけジャストサイズのものを探している方には、純正より良いかもしれません。
ツーリングドームST+のグランドシートはツーリングドームSTと同じか?
ツーリングドームST+のグランドシートは、ツーリングドームSTと同じものを使用できます。
その理由は、両モデルのインナーテントのサイズが同じ210×120cmであるためです。この共通のサイズにより、コールマン純正の「マルチグランドシート/210W」をはじめとする適切なグランドシートを、どちらのモデルでも使用することが可能です。

「マルチグランドシート/210W」は、ツーリングドームSTとST+のどちらにも対応するように設計されていますので、失敗することはありません。
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ツーリングドームSTグランドシートに加えたいおすすめ付属品4選

- ツーリングドームSTグランドシートに加えたいおすすめ付属品
- ツーリングドームSTにベストなキャノピーポール
- ツーリングドームSTにベストなタープ
- ツーリングドームSTにベストなインナーマット
- コットは入らない?ツーリングドームSTで使えるコット
ツーリングドームSTの可能性を引き出す付属品
ツーリングドームSTをより快適に、そして多用途に活用するためには、いくつかの付属品を揃えることがポイントです。
- キャノピーポール
- タープ
- インナーマット
- コット
まず、「キャノピーポール」は前室を跳ね上げて屋根のように使うために必須のアイテムです。このポールを使えば、前室を日よけや雨よけスペースとして活用でき、特に暑い夏や雨が降った日には非常に便利です。全室を最大限に活用するためにも、個人的には必須アイテムです。
次に、「タープ」です。ツーリングドームSTは、ツーリングテントながら、前室が広いことが特徴ですが、それでも雨天時にはタープがないとやはり不便です。個人的には、タープは必須です。
また、「インナーマット」はテント内部の快適性を向上させる重要なアイテムです。ツーリングドームSTのインナーテントサイズに合わせたマットを敷くことで、地面の凹凸を感じにくくし、夜間の睡眠の質を上げられます。断熱性が高いマットを選ぶことで、底冷え対策にもなります。
最後に、「コット」は簡易ベッドとして使用でき、より快適に寝たい方におすすめです。ツーリングドームSTの高さに合うローコットを選ぶことで、地面からの冷気を遮断し、虫や湿気の影響を減らすことができます。コットを使う場合は、インナーマットは不要です。

以下、具体的に解説していきます。
ツーリングドームSTにベストなキャノピーポール

ツーリングドームSTをより快適に活用するためにおすすめしたいキャノピーポールは、コールマンの「スチールキャノピーポールセット 145」です。この製品は、ツーリングドームSTの前室をキャノピーとして跳ね上げるために設計されており、設営が簡単で使い勝手が非常に良いのが特徴です。
「スチールキャノピーポールセット 145」は、145cmという長さがツーリングドームSTにぴったりフィットします。この長さは、前室をしっかりと開放しながらも安定性を確保できる絶妙なサイズです。また、スチール製で耐久性が高く、風が強い日でも安心して使用できる頑丈な作りが魅力です。
さらに、このポールセットは軽量で持ち運びが簡単です。キャンプ道具は多くなる傾向にありますが、このポールはコンパクトに収納できるため、荷物を最小限に抑えたい方にもおすすめです。
コールマン純正のポールを使用することで、テントとの相性も良く、長期間にわたって安心して使える点もポイントです。もし、ツーリングドームSTをさらに快適な空間にしたいと考えているなら、この「スチールキャノピーポールセット 145」をぜひ検討してみてください。
「ツーリングドームSTの前室におすすめなキャノピーポール2選!」の記事でも解説していますので、よかったらご覧ください。
ツーリングドームSTにベストなタープ

ツーリングドームSTに最適なタープとしておすすめしたいのが、コールマンの「ヘキサライトⅡ」です。このタープは、ツーリングドームSTのサイズ感や使用目的にぴったりマッチし、快適でスタイリッシュなキャンプサイトを作り上げることができます。
「ヘキサライトⅡ」は、広い日陰を作り出す六角形デザインが特徴です。これにより、ソロキャンプや少人数での使用に適しているだけでなく、ツーリングドームSTの前室と組み合わせることで、調理やくつろぎスペースを確保するのにも最適です。また、タープの耐水圧は約1,500mmと高く、急な雨でもキャンプを中断せずに済む防水性能を備えています。
設営も初心者に優しい設計になっており、簡単にタープを広げてポールを立てるだけで完成します。また、タープ自体が軽量かつ収納がコンパクトであるため、バイクツーリングや車を使ったキャンプでも荷物の負担を軽減できます。
さらに、ツーリングドームSTのカラーと合わせやすいデザインも魅力の一つです。タープを設置することで、見た目の統一感が生まれ、キャンプサイト全体が洗練された雰囲気になります。
このように、コールマン「ヘキサライトⅡ」は、快適性と実用性を両立したタープであり、ツーリングドームSTと組み合わせることで、キャンプの楽しさをより一層引き出してくれるアイテムです。
ツーリングドームSTにベストなインナーマット
ツーリングドームSTには純正のインナーマットが用意されていないため、適切な代用品を選ぶ必要があります。テントの上に直接インフレーターマットや寝袋を敷くと、地面からの冷気や熱、さらには地面の凸凹が体に直接伝わり、快適に過ごすことが難しくなるためです。そのため、断熱性とクッション性を兼ね備えたマットを選ぶことが重要です。
特におすすめしたいのは、キャプテンスタッグの「EVA フォームマット」です。このマットはEVAフォームを使用しており、適度な厚みで地面の凹凸を吸収するクッション性があります。また、断熱性が高いため、冷気や熱気をしっかり遮断し、季節を問わず快適な環境を提供してくれます。軽量かつ折りたたみ可能なデザインのため、持ち運びも簡単です。
より快適な睡眠環境を追求したい人は、マットを厚くすればよいのですが、「マットを厚くする=荷物の体積が増していく」というジレンマに陥ってしまいます。

そこで、より快適な眠りを追求する方は、コットを検討するようになります。
コットは入らない?ツーリングドームSTで使えるコット
ツーリングドームSTのインナーテントは高さがないので、ローコットを選ぶことが重要です。特におすすめしたいのが、コールマン純正の「コンパクトローコット」です。この製品は、ツーリングドームSTのような高さの低いテントでも無理なく使用できる設計で、限られたスペースを最大限に活用することができます。
「コンパクトローコット」は、低い設計ながら優れた安定性を持ち、地面からの冷気や湿気を効果的に遮断します。これにより、地面の硬さや冷たさを直接感じることなく、快適な睡眠を得ることができます。
さらに、設営が簡単なのも特徴の一つです。一体型のフレーム構造により、初心者でも短時間で組み立てられる設計となっています。使用後はコンパクトに折りたたむことができ、収納スペースを取らない点もキャンプ愛好者には嬉しいポイントです。
このコットを使用することで、ツーリングドームSTの限られた高さを有効に活用しながら、地面の影響を受けない快適な環境を整えることができます。テント内でより快適に過ごしたい方は、「コンパクトローコット」をぜひ検討してみてください。
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まとめ:ツーリングドームSTにおすすめのグランドシート
この記事のポイントをまとめます。
- グランドシートはテントの寿命を延ばし設営効率を上げるために重要
- グランドシートのサイズはテントのフロアより少し小さめが最適
- ツーリングドームSTには190×160cm程度のサイズが適している
- コールマン純正の「マルチグランドシート/210W」は精密設計でおすすめ
- 純正品は6箇所のループでテントに固定でき安定性が高い
- 耐水性に優れた純正品は雨天時の快適性を確保できる
- 代用品では「GeerTop グランドシート」が軽量で耐久性に優れる
- 代用品「Farfly テントシート」は汎用性が高くコスパが良い
- ツーリングドームST+もSTと同じグランドシートを使用可能
- グランドシートは地面の湿気や結露を防ぐ役割がある
- 設営前に小石や枝を取り除き地面を平らにするのが大切
- キャノピーポールを使えば前室を雨よけや日よけに活用できる
- タープを併用することでスペースを拡張し快適性が向上する
- インナーマットは断熱性とクッション性を備えたものが理想
- ローコットを選べば地面からの冷気を遮断し睡眠環境が良くなる
ツーリングドームSTのグランドシートに迷ったらこれです。

キャンプの成功は準備でほぼ決まると言ってもいいのですが、初心者の方からは、「どんなものを準備したらいいのかわからない」「実際に持って行って便利だったものを教えてほしい」といった声をよくいただきます。
そこで、私が実際にキャンプに持って行くものを、「必需品」と「あると便利なアイテム」に分けて、見やすく一覧にまとめました。
キャンプに持って行く物の全体像が具体的にイメージできると思いますので、ぜひ下の記事をご覧いただき、思い出に残る楽しいキャンプを実現してくださいね。