キャンプでテントやタープを設営するとき、ロープワークは欠かせません。
しかし、「テント 紐 結び方が難しくて覚えられない」「結んでもすぐに緩んでしまう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は簡単で実用的なロープの結び方を4つ厳選してご紹介します。
まず、テントやタープの固定に適した輪っかを作るもやい結び、ロープの長さを自由に調整できる自在結びは、キャンプの基本中の基本です。
さらに、木やポールに素早く固定できる巻き結び、ロープをスッキリ収納するのに便利な棒結びも覚えておくと、キャンプがより快適になります。
また、ロープのたるみを防ぐ自在金具の使い方 や、ロープワークが苦手な方におすすめのカラビナの活用法についても解説します。
これらをマスターすれば、テントやタープの設営がスムーズになり、しっかりと固定できるようになります。ぜひ参考にしてみてください!
- テントやタープ設営に必要な基本的なロープワークの種類と使い方
- もやい結び・自在結び・巻き結び・棒結びの特徴と結び方
- 自在金具やカラビナを活用してロープをたるませずに固定する方法
- ロープの保管方法や木に巻く際の環境への配慮方法

ロープの結び方は、文章だけではわかりにくいので、参考になるYouTube動画も一緒に紹介しています。私が実際に動画を見比べて、一番シンプルで分かりやすいものを紹介しています。
テントやタープなどキャンプで絶対に役立つ紐の結び方4選

- 簡単に覚えられる!キャンプで絶対に役立つロープワーク4選とは?
- ①輪っかを作るもやい結び|テントやタープ設営時の超定番
- ②ペグなどに結ぶ自在結び|長さ調整ができる結び方の超定番
- ③巻き結び|木やポールにしっかり固定できる
- ④棒結び|ロープの収納や持ち運びにおすすめ
簡単に覚えられる!キャンプで絶対に役立つロープワーク4選とは?
キャンプではテントやタープの設営をはじめ、さまざまな場面でロープワークが必要になります。
しかし、「結び方が複雑で覚えられない」と感じる方も少なくありません。
そこで、今回は、キャンプで本当に役立つロープワークを4つに厳選して紹介します。
選んだ基準は、以下の3点です。
- 私がキャンプの時に実際に使っている、かつ実際に役立っている結び方。
- キャンプだけでなく、日常生活でも役立つ場面がある結び方。
- 初心者の方が覚えられるくらい簡単な結び方。

かっこいい結び方を知っても、実際に使う場面が少なかったり、結び方が複雑だったりすると、実用的ではないですからね。
その結果、初心者の方にも自信をもっておすすめできる結び方は、以下の4つです。
- もやい結び(ボウラインノット)
強度があり、輪っかの大きさが変わらない結び方。テントやタープの固定に最適。 - 自在結び(トートラインヒッチ)
ロープの長さを自在に調整できるため、ペグに固定するときに便利。 - 巻き結び(クローブヒッチ)
木やポールに素早く固定できる。ランタンを吊るすときにも活躍。 - 棒結び(フィッシャーマンズノット)
余ったロープをきれいに収納でき、絡まりを防ぐのに最適。
これらのロープワークを覚えておけば、テント設営やアウトドアでの作業がスムーズに進みますよ。
それでは、詳しく解説していきます!
①輪っかを作るもやい結び|テントやタープ設営時の超定番!

もやい結び(ボウラインノット)の特徴
もやい結び(ボウラインノット)は、ロープの端に輪を作る結び方の一つです。
この結び方の最大の特徴は、強い力がかかっても輪っかの大きさが変わらないことです。
そのため、結び目が緩んだり、ほどけたりする心配が少なく、安定性が求められるシーンでよく使われます。
また、一度結んでも比較的簡単に解けるため、撤収時の手間がかからないのもメリットです。

今回紹介する4つの結び方の中で、一番「覚えておいて損はない」結び方です。キャンプだけでなく、日常生活でも役立ちますよ。
キャンプで使うシーン
もやい結びは、例えば以下のようなシーンで活躍します。
- テントやタープのガイロープをペグで固定するとき
- ハンモックを木に結びつけるとき
- 荷物をロープで吊るすとき
- 車の天井や軽トラの荷台などの荷物をロープで固定するとき
特に、テントやタープの設営時は、この「もやい結び」か、次に紹介する「自在結び」の2つでほとんど完結するかなと思います。
「もやい結び」と「自在結び」の使い分けのイメージは、下図の通りです。
- 赤丸→もやい結び(下の写真では使っていませんが)
- 青丸→自在結び(自在結びを使わずに「自在金具」で代用することも可能)

結び方の手順
- ロープの先端を上にして小さな輪を作る。
- 先端を輪の下から通す。
- 先端を元のロープの下にくぐらせる。
- もう一度輪の中に先端を通す。
- ロープの先端と元のロープを引っ張り、しっかり締める。
▼もやい結びを動画でも確認
この動画の「下・下・下・上」の合言葉がめっちゃ覚えやすいです。
②ペグなどに結ぶ自在結び|長さ調整ができる結び方の超定番

自在結び(トートラインヒッチ)の特徴
自在結び(トートラインヒッチ)は、結び目をスライドさせることでロープの長さや張り具合を調整できる結び方です。
この結び方の最大の利点は、ロープをほどかずにテンションを自由に調整できる点です。
そのため、テントやタープを張る際に非常に重宝します。
また、自在金具がない場合でも、自在結びを使えば同じような機能を持たせることができます。
キャンプで使うシーン
自在結びは、以下のようなシーンで活用できます。
- テントやタープのガイロープをペグに固定し、張り具合を調整するとき
- ポールにロープを結びつけ、高さを調整するとき
特にテント設営時には、天候や地面の状態に応じてロープの張り具合を変える必要があります。自在結びをマスターしておけば、自在金具がなくても簡単に調整できます。
結び方の手順
- ロープの先端をペグやポールに巻き付ける。
- 先端を元のロープに対して巻きつけ、ひと結びする。
- もう一度同じように巻きつけて、二重の結び目を作る。
- さらに元のロープの外側でひと結びする。
- 結び目を締めて完成。結び目をスライドさせることで長さを調整できる。

一見、複雑そうに見えますが、実際は同じような結び方を4回繰り返すだけなので、何回か練習すればすぐに覚えられますよ。
▼自在結びを動画でも確認
③巻き結び|木やポールにしっかり固定できる

巻き結び(クローブヒッチ)の特徴
巻き結び(クローブヒッチ)は、木やポール、杭などの円柱形の物にロープを素早く固定するための結び方です。
この結び方の最大の特徴は、摩擦力を利用して強力に固定できることです。
しっかり締めるとズレにくくなり、重いものを吊るす際にも安定します。
さらに、結び目をほどくのも簡単で、再利用しやすいというメリットもあります。
ただし、一方向から強い力がかかると緩みやすくなるため、場合によっては二重巻き結びにするなどの工夫が必要です。特に、ツルツルとした表面のポールなどに結ぶ場合は、しっかり締め込むことが重要になります。

今回紹介している4つの結び方の中では、一番簡単な結び方だと思います。慣れたら、10秒もかからないかも。
キャンプで使うシーン
巻き結びは、以下のようなシーンで活躍します。
- タープやシェルターのロープを木やポールに固定するとき
- 物干し用のロープを張るとき
特に、タープの設営時に木を支点としてロープを固定する場合に便利です。日常生活でも、使える場面は結構ありますよ。
結び方の手順
- ロープの先端をポールや木に一周巻き付ける。
- さらにもう一周巻き付ける。
- 2回目の巻き付けたロープの下に先端を差し込む。
- 両端を引いてしっかり締める。
▼巻き結びを動画でも確認
④棒結び|ロープの収納や持ち運びにおすすめ

棒結び(フィッシャーマンズノット)の特徴
棒結び(フィッシャーマンズノット)は、ロープをコンパクトにまとめるための結び方です。
この方法を使うことで、ロープが絡まるのを防ぎ、次回の使用時にスムーズに取り出すことができます。
特に長いロープを使うキャンプでは、事前に棒結びでまとめておくと、設営や撤収がスムーズになります。

正直、めちゃくちゃ簡単です。1〜2回程度練習すれば、一生忘れないくらいの簡単さですよ。
キャンプで使うシーン
棒結びは、以下のような場面で役立ちます。
- 余ったロープをコンパクトに収納したいとき
- ロープが絡まらないように整理したいとき
- すぐに取り出せる状態でロープを持ち運びたいとき
キャンプでは長いロープを使用することが多く、使わないロープをそのままにしておくと絡まりやすくなります。
棒結びを活用すれば、必要なときにスムーズにロープを取り出せるため、設営や撤収の時間短縮にもつながります。
また、棒結びで整理しておくことで、「ロープが何本あるか」一目で把握できるので超便利です。
結び方の手順
- ロープを手のひらの幅ほどの長さで折りたたむ。
- 折りたたんだロープを束ね、中央部分を残してまとめる。
- 余ったロープを束の周囲に巻き付ける。
- 最後に、先端を巻き付けた部分に通して固定する。
▼棒結びを動画でも確認
下の写真のように、自在金具付きのガイロープも棒結びでざっくりと整えて収納可能です。

さて、ここまでキャンプで本当に役立つロープワークを4つに厳選して紹介してきました。
次は、ロープをもっと便利に使うための関連情報をご紹介していきます。
テントやタープなどキャンプで使える紐の結び方の関連情報

- 自在金具の使い方|ロープがたるまないためのポイント
- カラビナを活用|ロープワークが苦手な人におすすめ
- ロープを使う際の注意点
自在金具の使い方|ロープがたるまないためのポイント

自在金具とは?
自在金具は、ロープの長さやテンションを簡単に調整できる便利なアイテムです。
テントやタープのガイロープに使うことで、設営時にロープをピンと張り、たるみを防ぐことができます。
結び直す手間が省けるため、初心者でも簡単に扱えるのが特徴です。

前半で紹介した「自在結び」の代用品になります。テントやタープなどでは、自在結びよりも自在金具を使用する方が便利ですよ。
自在金具の向きとロープの通し方のポイント
自在金具を正しく使うためには、ロープを適切に通すことが重要です。
間違った通し方をすると、ロープが緩んで固定できなかったり、金具が外れてしまうことがあります。
以下のポイントを押さえて、正しく設営しましょう。
①自在金具の向きを確認する
自在金具には2~3つの穴が開いており、それぞれの穴にロープを通すことで長さ調整が可能になります。
一般的に、金具の平らな面を手前にして使うのが基本です。
この向きを守らないと、スムーズにロープがスライドしなくなるため注意しましょう。
②ロープを正しい順番で通す
ロープの通し方は、以下のように進めるとスムーズに調整できます。
- まず、ロープの先端を自在金具の「下の穴」に通す。
- 通したロープを、金具の「上の穴」に戻して通す。
- さらに、元のロープに巻きつけるように「もう一度下の穴に通す」。
- これで調整できる結び目が完成。ロープの端を引けば長さを変更できる。
③テンションをしっかり調整する
ロープをペグに固定した後、自在金具をスライドさせることでロープの長さを調整できます。テントやタープがしっかり張れるよう、最後に金具を強めに引いて固定しましょう。
▼自在金具の使い方を動画でも確認
子ども連れのキャンプでは自在金具は夜光タイプがおすすめ
自在金具は、子ども連れでキャンプをする時は、夜光タイプのものがおすすめです。
なぜなら、夜になるとガイロープは非常に見づらく、足や体を引っ掛けてしまうことがあるからです。
危険防止のため、下のような夜光タイプの自在金具やガイロープを使用すると良いですよ。
カラビナを活用|ロープワークが苦手な人におすすめ
カラビナとは?
カラビナは、ロープや道具を簡単に固定・接続できる金属製のフックです。
本来は登山やクライミングで使用されるアイテムですが、キャンプでもさまざまな用途で活用できます。
カラビナを使うメリット
- ロープを結ぶ手間を省ける
→テントやタープを設営する際、ロープを結び直す必要がなく、素早く固定できる。 - 取り外しが簡単
→カラビナを開閉するだけで、ロープの着脱が可能。撤収作業がスムーズになる。
キャンプでのカラビナの活用シーン
- タープやテントのガイロープを固定する
- ランタンや調理器具を吊るす
- バックパックに小物を引っ掛ける
- 濡れた衣類を干すためのロープに接続する
カラビナの選び方
カラビナにはさまざまな種類があり、キャンプで使用する場合は以下のポイントを確認しましょう。
- ロック機能の有無:登山用のカラビナにはロック機能があるものもあるが、キャンプではスナップ式が便利。
- 耐荷重:軽量のものは強度が低いため、用途に応じた耐荷重のものを選ぶ。
- 素材:ステンレスやアルミ合金製が錆びにくく、長期間使用できる。

使用目的と強度には絶対に気をつけてください。タープのメインポールや、ランタンなどに安いカラビナを使って、使用中に壊れてしまったら、大事故につながる危険性があります!
▼カラビナの結び方を動画でも確認
下の動画で紹介されている、カラビナにロープを結ぶ方法として、「ブルヒッチ」と「カウヒッチ」が紹介されています。動画を参考にして、使うシーンによって使い分けるのがおすすめです。
★ブルヒッチ(カウヒッチの強化版)
→ロープがゆるまない。カウヒッチよりも少しだけ難しい。
★カウヒッチ
→めちゃくちゃ簡単。ただし、ロープにテンションをかけていないとゆるむ。
おすすめのカラビナ
大切な場所では、下のような、強度があってコスパの高いカラビナがおすすめです。
日本製にこだわる人は、少し高価ですが、下のカラビナがおすすめです。
ロープを使う際の注意点
ロープはテントやタープの設営、荷物の固定など、キャンプにおいて欠かせないアイテムです。
しかし、適切に扱わないと、耐久性が落ちたり、自然環境に悪影響を与えたりすることがあります。
ここでは、ロープを使う際に気をつけるべき2つのポイントについて解説します。
注意点①ロープの切り口を溶かして固めておく
ナイロン製やポリエステル製のロープをカットした場合は、そのまま放置すると端がほつれてしまいます。
ほつれたロープは次第に繊維がバラバラになり、強度が落ちてしまうため、そのまま使い続けるとロープが切れるリスクが高まります。
特にテントやタープの固定に使用する場合、強度不足は安全性の低下につながるため注意が必要です。
ロープの端を処理するには、以下の手順を実践すると効果的です。
- Step1ライターやバーナーを用意する
火を使うため、風のない安全な場所で作業を行う。
- Step2ロープの切り口を火で軽く炙る
繊維が溶け始める程度に熱を加える。火を近づけすぎると焦げるため注意。
- Step3溶けた部分を素早く指で押さえて成形する
火傷を防ぐため、軍手をするか、金属や木の棒を使うとよい。
- Step4完全に冷えて固まったことを確認する
溶けた部分が固まるまで、動かさないようにする。
この処理をしておけば、ロープの耐久性が向上し、長期間使用することができます。
また、端がほつれるストレスもなくなり、収納時もスムーズになります。
注意点②ロープを木に巻く時はタオルなどで守ること
ロープを木に直接巻きつけると、強く締めることで樹皮が傷ついてしまいます。
木にロープを巻く際は、以下のような対策を講じることで、環境へのダメージを軽減できます。
- タオルや布を間に挟む
→ロープと木の間にタオルや手ぬぐいを巻くことで、摩擦を分散させる。 - 専用のツリープロテクターを使用する
→ハンモック用のツリーストラップや、衝撃を吸収するプロテクターを利用すると、さらに効果的。 - ロープを二重に巻く
→負荷を分散させるため、一本のロープをピンと張るのではなく、二重にして巻くとよい。
自然を傷つけずにキャンプを楽しむためにも、ロープの巻き方には十分配慮しましょう。
キャンプ場によっては「木に直接ロープを巻かない」というルールがある場所もあるため、事前に確認しておくことも大切です。
まとめ:テントやタープなどキャンプで絶対に役立つ紐の結び方
この記事のポイントをまとめます。
- キャンプではテントやタープ設営のためにロープワークが欠かせない
- もやい結びは輪の大きさが変わらず、テント固定に最適
- 自在結びはロープの長さを調整でき、ペグ固定に便利
- 巻き結びは木やポールに素早く固定でき、ランタン吊るしにも使える
- 棒結びはロープを絡まず収納でき、持ち運びがスムーズになる
- 自在金具を使うとロープのたるみを防ぎ、調整が簡単になる
- カラビナを活用すれば、ロープワークが苦手でも簡単に固定できる
- ロープの切り口は火で炙り固めるとほつれにくくなる
- 木にロープを巻くときはタオルやツリープロテクターで保護する
- ロープの長さを適切に調整し、地面に垂れないようにする
- 強風時はロープを張りすぎると生地やポールに負担がかかる
- 収納時はロープをまとめておくと絡まりを防げる
- キャンプ場のルールを確認し、環境に優しいロープの使い方を心がける
- 練習を重ねてロープワークを覚えると、設営がスムーズになる
- 適切なロープワークをマスターすれば、安全で快適なキャンプが楽しめる

キャンプの成功は準備でほぼ決まると言ってもいいのですが、初心者の方からは、「どんなものを準備したらいいのかわからない」「実際に持って行って便利だったものを教えてほしい」といった声をよくいただきます。
そこで、私が実際にキャンプに持って行くものを、「必需品」と「あると便利なアイテム」に分けて、見やすく一覧にまとめました。
キャンプに持って行く物の全体像が具体的にイメージできると思いますので、ぜひ下の記事をご覧いただき、思い出に残る楽しいキャンプを実現してくださいね。